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総務委員会の審議

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以前撮影した委員会の参考写真です。本日の写真ではありません

本日は総務委員会でした。議会では、議場での質疑、一般質問とは別に「常任委員会」があり、どの議員もいずれかの委員会に所属しています。個々の議案が振り分けられ、慎重に審議される場です。

私は、総務委員会。

常任委員会については以下にまとめてありますのでご覧ください。

総務委員会は、補正予算や他の委員会に入らなかった議案が付託されます。

今回の補正予算で興味ある予算をいくつかご紹介します。

◾️移住・定住促進事業 520万円(一般財源173万円)

千葉県の補助金「ちばワーケーション受入体制強化事業補助金」を活用して、ワーケーションを推進する事業です。補助が採択されるかはまだ分かりませんが、なるべく自腹を切らずに事業を構築しています。

「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」の造語。館山市は、都市部から程近く、自然環境やレジャー、食にも恵まれた地ですので、ワーケーションの環境に適していると思われます。

この事業では、イベントの開催と都市部企業人材と地元企業などとのマッチング機会を創出し、ワーケーション誘客促進マップを更新するということです。ワーケーション、財政厳しく金額的には低いですが、なんとか定着に向けて一歩進めてほしいところです。

◾️メール配信システム導入費 122万円(同61万円)

幼稚園、保育園、小学校、中学校の保護者とのメール配信のシステムを導入して、不審者情報、気象情報の他、電話で行ってきた遅刻などの連絡も通知できるようにするとのこと。紙で提出していた各種アンケートもシステム上で管理できるそうです。

これは忙しい保護者の手間を省く他、何より教員の働き方改革にもつながると思われます。対象の保護者は3000人を超え、全ての人がシステムが利用できるかは分かりませんが、その場合は他の手段で対応するという回答もありました。

◾️博物館改修事業 1071万円(同361万円)

館山市立博物館の改修と館山城の補修工事が行われます。委員から公共施設の適正規模化について質問もありましたが、どの程度のコストを負って維持していくのか、今後公民館の再編も含めて協議が必要な事案ですが、昨年の事業仕分けでも評価・検証され、市も長寿命化対策を推進しています。

10月に映画「八犬伝」が放映されるので、これに合わせて観光客数の増加も見込まれます。景観の影響は最小限に収めるため、工事の時期は今後検討を重ねるということでした。

◾️館山中のエレベーター規格変更や追加議案

当初の設計は、館山三中の建て替えで作成されていましたが、その後に二中と三中を統合する案がまとまり、大人数の給食の配膳を効率化するためのエレベーターの規格変更が議案として上がってきました。2700万円の増額のようです。

委員からは、当初の設計から盛り込んでおければ再度の設計のコストは必要なかったのではないかという指摘がありました。

統合ありきではなく、順を追って進めてきた結果ではありますが、おそらく民間であれば統合の問題を固めてから設計に入るのではないか。そんな意見でした。

私はこの当時のやりとりを知らないのですが、その他の議案でも、新たに付帯施設整備工事2億4000万円、校庭整備その他工事4億1800万円の契約締結が上程されましたが、後から補正が出るのはいかがなものか。館山中に関しては、物価高騰もあって総事業費65億円と、当初の予算から大幅な増額となっています。