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長須賀祭礼に初参加

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7月から秋まで続く、房州各地のお祭りシーズン⛩が始まっておりますが、先週の土日は私の住む館山市長須賀区の祭礼でした​。

初めて本格的に参加した伝統を色濃く宿す祭り。片付けや納会を終えて次の日目覚めると、どこか別世界から帰ってきたような不思議な感覚に陥っておりました🥹

長須賀は、古来城下町として栄え、商業を中心に独特の文化が育まれています。8町内もあって市内でも有数の広いまちです。その昔は、人が多すぎることで祭礼も輪番で行っていたといいます。

一般的には祭りは、神輿か山車や屋台などのどちらかですが、長須賀は1日目は神輿、2日目は屋台。異なる形態の祭りが1地区にあるという大変珍しくぜいたくなお祭りです。

一説には子どもたちにも祭りを体験させたいという思いから昭和30年に屋台を新調したということ。大きな商業のまちの歴史を如実に物語っていると感じました。

改めて、老若男女がこれほど一堂に会する祭りの機能には圧巻でした。仕事でもプライベートでもない、人のつながり。壮年会という若者の組織が中心となって、役割を分担して一丸となって協力する組織力。苦労の中に喜び、楽しみがあり、最後は感動的なシーンも待っていました。

また、長須賀は彫刻の芸術性がとにかく高い。神輿は初代後藤義光作、屋台は三代義光の実弟・後藤義孝が手がけました。初代は関東に名を轟かせた安房三名工の一人、義孝は国会議事堂の彫刻も手がけた達人なのです。

まさか前職で取材して感動した地区の神輿を担ぎ、屋台を引き回す日がくるとは思いもよりませんでした​。最後の休憩時間は半ば放心状態で、太鼓と笛の音楽の中でずっと鳳凰を眺めていました。

歴史、神事、地域コミュニティー、アートなど、あまりにも多くの要素が混ざり合っており、こうした層の厚さが多方面から人々を惹きつけてやまない祭りの魅力なのでしょう。

長須賀での地域活動も選挙後となってしまいましたが、移住者で新米の私を温かく迎えてくださる地域の包容力に感謝です。

長須賀出身の森正一市長も2日間がっつり参加、お疲れ様でした!友人を呼んでもOKとのことでしたので、来年は遠方の友人らも誘ってみたいなぁ♪

さて、今週末22日は、操法大会の県大会。安房支部大会で優勝した館山市消防団第4分団9部(長須賀)が有終の美を飾るよう祈りつつ、私も一団員として最後までサポート頑張ります。