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議会改革特別委員会の設置

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議会改革特別委員会の設置を発議する議会運営委員会の瀬能孝夫委員長

3月議会の最終日に「議会改革特別委員会」の設置が全会一致で可決されました。少子高齢化と人口減少が進む中、多様化する市民ニーズに対応するため、議会機能の強化と議員定数の見直しを検討する趣旨です。

①議員定数に関すること
②議員報酬に関すること
③常任委員会に関すること
④その他

の4つを調査検討する委員会で、委員の数は全18議員の半数で9人(私も委員です)。4月14日に初会議なのでここで具体的なスケジュールなどの話も出てくると思います。

前回の定数改定は、2010年で20→18人に減りました。それまでは5年ごとぐらいに減ってきていましたが、ここ15年は変わらず18人を維持しています。1966年には30人いたのですから驚きですね。

https://www.city.tateyama.chiba.jp/gikai/page000766.html
(市議会定数・構成、館山市HPより)

議員数の平均は自治体規模によってさまざまです。館山市の場合、5万人未満の自治体でその平均は、16.8人。

https://www.si-gichokai.jp/research/teisu/__icsFiles/afieldfile/2024/07/18/202407teisu.pdf(全国市議会議長会調査)

5万人未満といっても開きがありますから、約4万3000人の館山市の18人は、細かくいえば、少し多いぐらいでしょうか。

一方、前回の市議会議員選挙は初めて50%を下回り、48.71%に。市議会への期待が薄れている表れとも受け止められます。また、人口は減っていきますから、今後定数割れも十分に考えられます。

私が接する方の声としては「削減」を希望する方が多い印象ですが、これも客観的データで捉える必要があり、何かしらのアンケート調査も行われると思います。

議員側としては、市民の声を市政に反映するのが議員の役目であり、議員数が減ることはその分、声が市政に届きにくくなる、結果的に市民の不利益になると慎重な立場の方もいます。

しかし、個々の議員が何をやっているのか分からない以上、目に見えた活動がなければ、堂々巡りになってしまうと思います。

そこで問われるのが「議会改革」ですね。ひとまず、特別委員会の議題は上記の4つですので、まずはそちらに集中して私も意見していきます。議事は公開されます。

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昨日は、「タブレット端末導入検討部会」(石井敏宏部会長)の12回目の会合でした。

ペーパーレス化も含めて、議員に一律のタブレットを導入している自治体が増えていますが、財政の厳しい館山市では予算が通らず、今後も難しいと思われます。

そこで、部会が策を練ってきましたが、基本は個人所有のパソコンまたはタブレットで対応し、事務ではグーグルスプレッドシートが活用されるなど、予算がないなりに進展もありました。

一定の役割を終えて「タブレット端末導入」も目的ではなくなりましたので、5月の改選前にいったん解散することとなりました。さらに広い視点でDXを推進する部会に変えてはという意見でまとまりました。

ということで、市民の皆様と直接関わりのあることではありませんが、議会の内部も変化していますし、そうあらねばならないと思います。