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9月議会は決算です

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決算質疑の本会議、補正予算に関する質疑を行う総務委員会が14日、開かれました。毎回、初の経験ばかりですので、私なりに理解したところはかみくだいてお伝えしたいと思います。

市の事業は年度単位で行われますが、各年度の当初予算は3月議会で議決され、その後、6月、9月、12月と補正予算が組まれるなど変更があります。

その上で、事業が正しく執行されたか、効果はどうだったかを検討し認定するのが、次の年度の9月議会。そのため、今回の議会は令和4年度の事業の総まとめも含むということです。

決算の資料は、公開されていますので、実際には市民の方も議員と同じように内容を見ることができます。

【決算概要】

https://www.city.tateyama.chiba.jp/files/300378061.pdf

【主要な施策の成果に関する報告書】

https://www.city.tateyama.chiba.jp/files/300377956.pdf

9月議会は決算審査特別委員会が常任委員会とは別に設置され、館山市では議員半数の9人が所属し、私も委員に手を挙げさせていただきました。来週20日が特別委員会で、事前に各委員が洗い出した点を執行部に質疑します。

最下部の文章に注目ください

内容としては、上の報告書を主な資料として、個々の事業について「予算と照らして執行に過度な増減はないか」「事業の効果はどうだったのか」を聞いていきます。

一方、私としては、個々の事業ももちろん重要だと思いますが、財政難の今は特に、経年変化が気になることですし、事業の一問一答で答えは見えてこないなと思いました。ミクロで見る、マクロで見る、両方必要ですね。

本会議の瀬能議員の質疑の中で、まさにこの関心に近い話題がありました。(以下中継の録画)

ざっくりいえば財政難は、収入減&支出増が根っこあります。やれることは、収入を上げるか支出を減らすかですが、前者は突然の好転は期待できない。ならばまずは支出を抑えることでしょう。

しかし、単に支出を下げるだけでは、行政サービス低下つながりかねません。創意工夫して業務効率を上げる、生産性を上げるといった努力が求められます。瀬能議員によれば、こうした観点で支出減が実現した事業については、職員も評価されるべきでしょうということでした。

私も同感です。むしろ、そこが見えないと決算の数字も読み解きづらいのが本音のところでした。また何より、努力した職員が報われる、評価される基準や仕組みがあってこそ頑張れると思うのですが、この点がまだよく分かっていません。

一つ朗報としては、市の貯金に当たる「財政調整基金」が前年度比で約5億円増加されています。(概要の「3.基金残高」や「報告書のP15」)この理由は、同基金の取り崩しを行わなかったことに加え、令和3年度の剰余金を積み立てたことによるようです。

令和9年には枯渇すると推計された基金を積み増したのですから、やはり執行部も尽力しているわけです。しかし、館山中や清掃センター事業は終わるものの、その後も計画上現れていない事業もあり物価高騰による工事費増のダブルパンチ。結果的には以前の推計と同様厳しい状況にあるということでした。

特に公共施設の再編に関しては規模も額も大きく今後も避けては通れません。これに関して続けて投稿します。