
今回も各議員の一般質問をAIを使って端的にポイントやワードだけで要約してみました。議員各位に許可などはとってないので、ご本人の意図とはずれるかもしれませんが、「議会が何をやっているのかわからない」という声に私なりに答えたいと思っております。
まだ2回目ですが、いろいろなパターンで出力してみるものの、「こんな要約では議論の深みは伝わらないなぁ」とつぶやきながら、ふと思うのです。
議会でのやりとりがもっと身近に、平易に伝えられるようにならないのかと。
そもそも、議会の会議録は、なぜブラウザの検索に出てこないのかと疑問に思いました。全国自治体で、ほぼ全て会議録検索システムを用意しています。館山市ではこちら。
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/tateyama/SpTop.html
このシステムに、何か興味のあるワードを入れてみると、〇年〇月の議会のやりとりというのが出てきて、その議事を読むことができます。
本来、会議録には「公開の原則」がありますが、このネット社会に検索や閲覧環境が半クローズドな状態であるのはなぜなのでしょうか。
単にシステムが古いだけなのか、コストの面なのか、または前後の文脈を読ませるためといった制約があるのか、今現在わかりません。
例えば、執行部内の未決定や個人情報など含まれる非公開の情報などならわかりますが、そもそも議会はYouTubeでも公開してますし、特に会議録センターを通して、校正も終えた文章は、何の問題もなく公開できるはずです。
この議会情報が、検索できる(つまりAIにも読み込ませることができる)状態になるとします。AIが端的に、わかりやすく、議会でのやりとり、そして執行部の説明を伝えてくれるのではないでしょうか。(もちろん他の利用上の注意と同様、ハルシネーションなどの懸念も踏まえた上で)
各議会ごとの議案や一般質問への回答など、行政側もとてつもなくコストをかけている議会対応です。それなのに、ほとんどの人が見たこともない会議録検索システムの中だけに閉ざされているのは、もったいないとしか言いようがない。
AIがこれほど進化した時代に、市民と市政の距離をさらに縮めて協働の文化を育むためにも、より情報は身近にわかりやすくなっていくべきだと思います。