本日は館山市管理職員の互助会主催、議員の行政視察から学ぶ勉強会がsPARK tateyamaで開かれました。昨年10月に視察に行った内容を議員が説明し、市の職員約80人が聴いて、質疑もありました。
館山市では房総半島台風の災害があった前年以来、6年ぶりの再開だったそうです。また前は3つの委員会ごとに別日開催で参加数も30人程度でしたが、今回は合同の新しい試みで、最大参加者数だったとのこと。この取り組みはあまり例がないようです。
市職員は視察に行きたい思いがあっても、まず予算が通らない。議員は、調査活動の制度として視察に行ってますので、であれば議員の視察から他自治体の取組に学ぼうという目的で開かれてきたそうです。
こう書くとなんとも健気で無念な構造です。本来は執行部である行政が率先して視察に行き事務事業を改善すべきなのに、議員視察から間接的に学ぶとは…。
一方で、普段質問する側の議員が、職員に質問される、こうした機会があると議員の視察が何のためにあるのか?と緊張感が生まれると実感しました。
「ただ制度があるから」ではなく、より有効に活用せねばなりません。当たり前のことです。
単にうまくいっている自治体を学びに行くではなく、できるだけ類似団体へ、本市の顕在化している課題の先進事例を求めて、ということが前提になるかと思います。
そのためには委員会ごとに市の課題を一つでも決めて、市内の当事者から話を聞き、その解決に値する視察先を選ぶというプロセスが必要になる思います。もしそこで要望がまとまれば、力が生まれます。
議員もそれぞれの思いがあり会派もあって18人いるので、実は簡単なことではありません。でもこうした機会があることで、考えるきっかけになります。
本日の会は、この宿題のためにあったと勝手に解釈しました