土曜日のsPARK DAYが、とにかくすごかった!という話。
介護をテーマに以前南総文化ホールで開催していた「かいごフェスタ」が5年ぶりに復活し、通所サービス事業所が協力。フェアトレードでは、以前から尽力されている田中惣一商店さんにnigimachiさんが加わりパワーアップ。
ステージも、市の介護保険係の職員で結成された「カイホバンド」、今回もたくさんの人をつなげてくださった立役者「JUKEBOX」、介護職の若者による「接続解除」、高齢者施設の慰問を中心に活動していた「ケアマネ音楽会」、海外でも翻訳されている『寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ』の著者、「こかじさら」さん(館山市出身)やフェアトレードのトークショー、館山・鴨川地元の才能あふれる4人の若者「LoComode」によるライブが続き…
最後にアンコール。世界の難民に届ける活動「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」として屋外で出展していた九重小学校5、6年生の児童らがダンスのサプライズショーを披露。多くの人が涙しました。
実はコロナ前、かいごフェスタの特集で主催の宮本哲也さんと出会いました。中止が長引くと復活させるのは本当に大変なことです。自らミュージシャンでもある宮本さん、「いつかこんなイベントやりたいね」と7月ごろ?のsPARK DAY中に話されていたら、見事に実現されたわけです。
私は単にステージ担当なだけですが、やはり市民パワーはすごい。持ち前の「できること」をお裾分けすると、ここまで発展するかと感じた1日でした。
館山駅前は、かつて県南最大級の繁華街であり、モータリゼーションによる空洞化で疲弊し、公共交通の影響も大きい。さらにスマートシティや歩いて暮らせるまちづくりなど重要な拠点です。だから何かしたいという思いはあってもステークホルダーも多く、変化は容易ではありません。
他団体の会合で「関わりしろ」という言葉を知りました。誰もが関わりたくなるような余白のことをいうようです。
社会は縮小していくので、これまであったにぎわいも減っていくでしょう。今回のイベントには、たくさんの「関わりしろ」があったように思います。その緒をつむぐのは、苦労もあったでしょうが、新しい空間を見せていただきました。
主催の館山家守社、かいごフェスタやフェアトレード関係者の皆さん、そして4月当初から一緒に音響盛り上げてくれたDJ アルタイルさんはじめ、JUNさんも大介さんもありがとうございました。
私は接続解除が歌っていた玉置浩二さんの「メロディー」が頭から離れません。誰か解除してくれーw