はや2ヶ月半が過ぎましたが、白熱した「事業仕分け」。6日に第3回行財政改革委員会が開かれ、仕分け以降の進捗の報告や今後の協議が行われました。
市民判定人73人による評価は、11事業が「要改善」、3施設が「現行通り・拡充」、2事業が「不要・凍結」の結果となりましたが、その後内容を踏まえて具体的に動いています。
3つに分かれて存在していた市民活動の補助金事業が、2つの事業として募集期間や審査日程も同一で行う方向で調整。花の植栽に関して4つに分かれていた事業は、大きく2つに統合されて連携する方針。いわゆる縦割りの解消です。
また、移住者の移転理由の把握については、即10月1日から市民課窓口でアンケートがスタートしていました仕分けの成果は確かに表れていました。
市民判定人のうち、8割以上の人が関心が高まった、参加して良かったと回答があり、「市民と課題を共有する」という目標は大方達成できたといえます。
一方、対象事業の職員は、仕分けの必要性を感じると答えたのが半数。36%はどちらともいえないという回答でした。
自身の仕事を、市民の目の前で評価される訳ですから、いかに自信をもって取り組んでいても「喜んで!」とならないのは当然のことかもしれません。
とはいえ、こうした機会に「誰のために働いているのか」を肌で感じること、説明する技術力も問われると思います。
評価も重要ですが、むしろ市民側からすれば、職員が一生懸命取り組まれている姿を目の当たりにする場にもなったのではないでしょうか。
私としては、今後財政的にも一発逆転のような展開は想定しづらく、社会が縮小していく時代、定期的に市民と課題を共有する場は大変貴重だと考えます。
参加した委員6人は、私も含め来年以降も毎年継続してほしいという意見が多かったですが、時期の問題、予算の問題などもあり今回の会議で結論は出ませんでした。隔年開催で、間の年は類似する機会を設ける案もありました。
仕分け当日の様子が館山市公式チャンネルにアップされています。ぜひご覧ください。
1日目
2日目
市の事業仕分けページ
https://www.city.tateyama.chiba.jp/gyouzai/page100041.html
仕分けについてまとめた記事は以下です。