館山市の9月議会が28日、決算認定や補正予算など全て原案通り可決され閉会しました。最終日に9月8日の台風13号で被災した道路や河川、館山地区公民館の復旧工事5850万円などの補正予算が追加されました。
画像ではみづらいですが、市内各所で特に路肩、のり面の小規模な崩落が多く土木復旧工事は全20カ所(番号が被災箇所です)。館山地区公民館は暴風雨で破損した屋根部材の修繕となります。
館山市の被害は比較的少なかったですが、それでも広範囲に影響していたことがわかりました。災害対応に尽力されている職員さんには本当に感謝です。先ほど数カ所見に行ってみましたが、すでに宮城と茂名を結ぶ市道276号線の倒木は跡形もなく撤去されていました。
9月は決算ということで、決算審査特別委員会が議員の半数で設置(私も所属)され、20日に審議。その概要を鈴木順子委員長が報告しました。特段不当な事業もなく、財政調整基金を5億円積み増すなど評価される内容というのが委員の総意だったと思います。
ちなみに決算とは令和4年度の終わった事業のことです。そのため、もし議会で「不認定」となっても今更変えようもなく、特に影響もありません。しかし、不認定の根拠となる事業は一層厳しい目にさらされますし、不認定を受けた首長は歴史に汚点を残すことになります。
不認定はそう多くないそうですが、近いところでは令和2年に鴨川市で決算認定が否決されて大きな話題になりました。つまりなくはないので、執行部も慎重に慎重を重ね、やはり審査には意義はあるということです。
館山市では決算審査特別委員会のメンバーがそのまま3月議会の予算審査特別委員会のメンバーを務めるということですので、今回理解したことを踏まえて事前の準備も深めたいと思います。
28日最終日の議会は以下のリンクから配信されていますので、ぜひご覧ください。