6月議会は6日に開会。一般質問の通告内容が公表されましたので、お知らせします。今回は11人が通告しており、私の順番は13日のトップバッター10時からとなりました!各議員、さまざまな質問がありますのでご覧ください。
https://www.city.tateyama.chiba.jp/files/300384381.pdf
私の質問は以下↓
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1 過去5年の一般行政職の実質倍率と10年前の倍率を伺います。
2 過去10年の離職者の数と20、30代の割合を伺います。
3 人事評価制度が職員の成長意欲を引き出すために機能しているか市の見解を伺います。
4 職員全体の残業時間と人件費に対する比率、また部署による偏りがないか伺います。
二 事務事業の選択と集中について
人口減少が急速に進む中で、行政の事務事業は減るどころか、むしろ複雑化する現代社会への対応に追われています。前例主義ではなく、個々の事業の必要性を毎年度検討し、選択と集中を行うべきだと考えますが、市の見解を伺います。
三 議会の質問における「検討する」のその後について
議会の質問では、「検討する」という答弁が多く見受けられます。内容や事業の進捗状況に応じて報告すべきだと思いますが、市の見解を伺います。
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今回は、市職員の採用や離職、働き方を聞くとともに、前例主義ではなく、縮小社会に向けての対応を聞きます。
市職員の採用は年に3度も行うほど応募が減っており、今後さらに悪化する可能性があります。また離職は公表はされていませんが、若年層で特に増えている感覚があります。
市の中核を担う「会社」に、優秀な人材が集まらない、人が足りないというのはゆゆしきことです。人の奪い合いだとか俯瞰せず、ここは愚直に「公務員戦国時代」を勝ち抜いてほしいです。
市の財政は厳しい。そのため何をするにも「金もない人もいない」がつきまといます。人口が急速に減り、端的にいえば収入が減るのに、今後どうするのでしょうか。もちろん執行部でも検討が進められているとは思います。
行政の事業は一度始めたらやめることが難解とよく聞きます。市民の価値観も多様で、みんなの税金で運営している限り勝手に決められないからです。だからこそ「事業仕分け」のような機会は貴重。しかし、仕分けはやはり学びの場、イベントの要素が強く、これを経験して、どう通常運転に生かせるのか。
安房地域でいえば鴨川市では、行政評価レビューとして、事業シートを公開しています。9月の決算時に意味のある議論を生み出していると聞きます。
https://www.city.kamogawa.lg.jp/soshiki/3/15139.html
前回、総合計画について質問しましたが、今回は違った角度から、行政評価の仕組みについてお聞きするのが2つ目の質問。
1、2つ目はセットですが、3つ目は別、のようで実は関連しています。市民の方々からも声があった素朴な疑問を率直にお聞きします。議会中継、議会だよりを見ている人は分かると思いますが、議会の答弁は、「検討します」が多いです。
私も議会で質問して今回で1年が経ちました。もとは一度質問して「検討します」と回答があった事案に対して、再度質問してみるつもりでした。
でもふと、疑問に思うことがあるのです。
・何度も質問したら解決に向けて動き出してくれるのか?
・内々に聞けば進捗は分かるだろうが、市民にはどう周知されるのか?
・内々で解決するのなら、一般質問の意義とはなんだろうか?
個々に市民から陳情のあったことについては、個々にその可否が分かればよいことです。一方、公で質問したことについては、公で何らかの回答をだすべきだと思います。
事務事業には優先順位があり、緊急性を伴うこと以外はできないことは「できない」で仕方ない。この点、正直議員側も質問の精度を高めるしかない。
公に「できない」というためには根拠が必要です。その根拠の一つが、市民もともにつくっている「計画」であるはず。だからこそ各種計画の意義があります。
館山市の新しい総合計画は、今年度から2年間で策定され、令和8年度から始まります。