一夜明けまして・・・。「館山チアアップ・千葉県誕生150周年記念パレード」と「北条海岸ビーチマーケット」の同日開催、大成功館山市民の皆様、おめでとうございます。
交通規制や混雑もあって迷惑した方も多かったと思います。しかし、地域活性化が問われる昨今、単発でこれほど大きなインパクトある行事はありません。楽しんだ人も、我慢した人も、皆様、お疲れ様でした。
私はビーチマーケットの事務局として本イベントに関わってきました。当初この話を聞いた時は目を丸くして喜びましたが、「ディズニーパレード」の影響力が徐々にわかるごとに、「受け止めきれるか?」という懸念も大きくなっていきました。
花火大会と同等、もしくはそれ以上の観覧客が予想されるのに対して、観覧場所は約900メートルで、道路もパレードで封鎖される。もしかしたら人混みでドミノ倒しが起きてしまったら…?などなど。
県主催ですが、市の担当課職員はじめ関係者にのしかかった重圧は相当なものだったと思います。考えられるあらゆるケースを想定して人流を整え、できる限り分かりやすく発信する。私は大してパレードには関わっておりませんが、この数ヶ月張り詰めた緊張感が伝わっていました。
当日は、暗い早朝5時半から会場で準備。しとしと雨の降る中、6時半から続々と出店者が集いまして、雨の中設営。「本当にお客さんくるのかな?」と半信半疑な束の間、観覧エリアには続々と場所どりの人々の姿が
スタート地点あたりから始まって、ゴール地点のイベント会場に広がっていきましたが、その積み重なっていく様子は、「あれまー」という感じで、この天候なのにディズニーって本当にすごいなぁと感心していました。
とはいえ午前中はパフォーマンス時間帯は止んで救われたものの、11時ごろには再度本格的な雨も降ってきまして、萎縮した雰囲気を思い出します。
そして12時。パレード直前ですが、なんと雨が止んだのです。県警音楽隊を先頭に、館山市内中学校や高校吹奏楽部、ダンス団体、銚子市からは「はね太鼓保存会」の出演など10団体の素晴らしいパレードが続き、ディズニーを待つ緊張のひととき。
スタート地点の方によると、この瞬間、雲を分けて光が差し込んできたそうです会場に青空が広がりました。館山湾の大自然がディズニーの演出と一体化した瞬間でした。(私は、勝手に風を操った諸葛孔明の赤壁を思い出していました…)
ディズニーパレードとともに観覧客の方が動いて、ゴール地点にある北条海岸ビーチマーケットは大にぎわいに。かつてない盛り上がりに、夢のような光景でした。まさに、「夢の国」がなせる奇跡でした。
本日朝、あいさつ活動をした後、交差点で子ども安全パトロールをしていたのですが、声をかけると多くの子が、「ディズニー楽しかった」と満面の笑みをみせてくれました。これだけで、頑張った甲斐がありましたね。
千葉県が誕生して150年。館山市は54市町村中、5番目に生まれた古いまちですが、その前にさかのぼれば、房総半島は県南から形成されました。古き伝統のあるこのまちから、「不易流行」で新たなまちづくりが進んでいくことを祈念します。