
第11回の会議概要を投稿しようと思いましたら、昨年末の10回を掲載できておりませんでした。遅ればせながら、以下にまとめます。
日時:令和7年12月5日(金)午前10時00分~午後12時00分
場所:議長室
出席委員:
石井信重(委員長)、東 洋平、渡辺雄二、安田邦春、長谷川秀徳、鈴木ひとみ、石井敏宏、瀬能孝夫、鈴木順子
欠席委員:なし
議長:鈴木正一
出席事務局職員:
事務局長:宮澤知幸、書記:菅田茂樹
会議内容
議事1 前回(第9回)議事概要および報告書たたき台の確認
- 委員長より、報告書(たたき台)および関連資料(資料1~3)を配布し、構成・内容について説明。
- 報告書は、これまでの9回にわたる議論を両論併記で整理し、各委員の主張・意見を漏れなく反映させた構成となっている。
- 現時点では文言や重複箇所が多く、今後修正・整理が必要であることが確認された。
委員長発言要旨:
「これまで多様な意見を整理し、結果を導けなかった点も含めて“過程を記録する”ことに重きを置いている。まずは全体の方向性を確認していただきたい。」
議事2 報告書の構成と内容に関する意見交換
(1)報告書の位置づけ)
- 報告書は「議会改革特別委員会としての最終報告」としてまとめ、全議員に配布することで委員会の役割を終えることを確認。
- 結論(削減・維持)を出す性質のものではなく、「多様な意見を議論した経過を記録し、将来の検討材料とする」ことが目的。
(2)記述の精度・総括に関する意見)
- 「意見の羅列にとどまっており、結論や総括の欠如が報告書として不十分」との指摘が複数の委員から出された。
- 「拮抗した議論の中で着地点が見いだせなかったことこそ、委員会の成果として明記すべき」との意見。
- 「人口減少に応じて将来的に定数見直しを検討すべき」との提言を明確に示すことを求める声があった。
- 「賛否の人数(例:削減賛成○名・反対○名)など、客観的な数値も示すことで市民理解を得やすくすべき」との提案も出された。
議事3 議員定数に関する最終整理
- 委員会としては、「削減派」と「現状維持派」が拮抗」しており、最終的な結論は見送られた。
- 削減派の主な意見:
- 人口減少・財政規模縮小に合わせた定数見直しは不可避。
- 鴨川市など近隣自治体の動向(人口約3万人で議員16名)を踏まえ、館山市も将来を見据えた対応が必要。
- 「現状のままでは市民からの理解が得られない。明確な基準を示すべき」。
- 維持派の主な意見:
- 議会活動量の増加、多様性の確保を考慮すれば現状維持が妥当。
- 「削減ありきではなく、市民理解の醸成と議会活動の充実が先決」。
- 「議員数を減らすことが改革ではない。活動の中身こそが改革である」。
- 共通認識:
- 議員定数の問題は「人口・財政・市民意識・議会機能」の複合的要素に基づいて判断すべき。
- 現段階では結論を出さず、今後の人口動態・社会情勢を踏まえて再検討する必要がある。
議事4 今後に向けた提言・方針
- 「人口○万人を下回った段階で再検討を行うべき」との意見が複数の委員から提案され、「4万人」「3万5千人」が目安として議論された。
- 将来的に人口減少が進行することを前提とし、定数見直しのトリガーを明示する方向で報告書に反映する方針が確認された。
- 「少なくとも4年に1回、改選ごとに議員定数・報酬・活動体制を見直すこと」を制度化すべきとの意見が一致。
- 「市民に対しても、報告書を公開し、説明責任を果たすべき」との全会一致の確認があった。
議事5 議員報酬および議会改革の捉え方
- 報酬の在り方についても意見交換が行われたが、定数議論が中心。
- 「議員報酬は責任と職務の重さに見合った適正化を図るべき」との意見が継続。
- 「報酬・定数だけが改革ではない。情報発信や政策提案力の向上も“議会改革”の重要な要素」との意見で一致。
- 「館山市議会は、他市に先んじて独自の取組(自治会連携・報告会・視察報告の共有など)を行っており、これも改革の一環」との評価が示された。
議事6 報告書最終化と今後の手続き
- 正副委員長および事務局にて、委員意見、賛否の数を反映した修正版を作成し、最終確認を経て12月15日の全員協議会で報告することを確認。
- 「両論併記+提言(将来的再検討・人口基準)」を軸に、報告書を完成させる方向で一致。
- これをもって特別委員会の活動は一旦区切りとし、以後は全議員による議論へ移行する方針が共有された。
まとめ
- 議会改革特別委員会は、最終的な結論(削減・維持)には至らなかったが、
① 議論の過程を詳細に記録し、
② 将来的な人口基準に基づく再検討を提言し、
③ 市民に対して議会改革の現状を説明する責任を確認した。