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日本最大級のトラフグ産卵場が館山湾に?

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「館山湾沖に、日本最大級のトラフグの産卵場が形成されている」

ここ数年、福島県で漁獲高が急増しているという高級魚トラフグ。各種ニュース記事が上がっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a66ed4f21a9d35392b2b57f43645e85dbebb1484

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/269067?display=1

今年福島県で開かれた全国ふぐ連盟の総会で、このトラフグの回遊ルートを調査したところ、館山湾沖に産卵場があることが示されたようです。(論文発表は来年予定とのことです)

肝心の館山で漁獲量にさして大きな変化はないのですが、近隣市では傾向も現れているようです。トラフグは海底に生息するそうで、漁法も関わっているという話もありました。

先月から会派で検討して、千葉県ふぐ連盟の方々も何度も館山にお越しいただきました。未知の可能性を多分に含みますが、昨日がキックオフとして学びを深めていきたいと思います。

***以下、会派のFBページより***

フグ食の普及や安全な処理、料理技術に関する講習会などを開催する「千葉県ふぐ連盟」の会長らが昨日、館山市役所を訪問し、森市長、石井副市長はじめ関係する部署の職員と会合しました。

下関で有名なフグ料理ですが、同連盟によるとトラフグの生息域は約30年前から変化しており、今年示された学術的な研究では、日本最大級の産卵場が、館山湾沖に形成されつつあることが分かったといいます。(正式な論文発表は来年初旬予定)

そのため、同連盟の全国組織「全国ふぐ連盟」も千葉県での活動に力を入れ始めており、先月、当会派議員が事前に説明を受けました。会派内で検討しこの度、市の執行部に状況を共有していただきました。

館山の水揚げについては調査や漁獲方法の検討も必要ということですが、特に福島県では近年トラフグの漁獲量が急増しており、回遊歴を調べたところ館山湾沖が起源となっていたようです。

今回の訪問では、フグの生態に加え、安全な喫食には鑑別が重要であること、その一つの手段として、「ふぐ処理師試験」が有用だと説明がありました。その上で、美食のまちづくりに貢献したいというご提案もありました。

海の変化で漁業活性化は大変厳しい状況にありますが、変化を好機と捉えた新たな漁業を考えていく時代に入っています。論文発表は来年ということですので、今後の展開を見守っていきたいと思います。