全国若手議員の会という超党派の団体に入会しまして、27、28日に千葉県庁と袖ヶ浦市役所で行われた研修に初参加させていただきました。関東圏を中心に全国から集まった大勢の若手市議、県議さんらとの学びと交流、充実した2日間を過ごしました。
1日目は、マンション管理適正化推進計画、千葉県のDX推進の取り組み、シビックテック、政治・行政×ゲーミフィケーション、2日目は部活動の地域移行や獣害の皮をチバレザーにする取り組みなど、幅広い内容の講義、そして質疑応答。企画された役員や講師の皆様には深く感謝申し上げます。
私は1日目午前中に全員協議会だったので、DXの講座から遅れて参加しました。県は全庁的にDXを推進。行政手続きのオンライン化やChatGPTなどを含む業務効率化の取り組みを進め、市町村の支援も行っているとのこと。デジタル化は国が標準化を目指しているそうです。
シビックテックはCivic(市民)とTech(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、行政と市民が力を合わせてテクノロジーで地域課題を解決している状態を指すとのこと。災害支援やコロナ対策でもシビックテックが活躍していたようです。
ゲーム感覚で政治や行政を体験するゲーミフィケーションは素直に楽しかった。参加者が市長や各部長に分かれて限られた予算の中で何を推進して何を止めるか(または借りるか)といった判断を話し合って決めていきます。各自治体オリジナルをつくって市民向けのワークショップを行っている自治体もあるそうです。
部活動の地域移行については、館山も深刻な課題。袖ヶ浦市でも児童・生徒数の減少で、成り立たなくなる部活動が各学校で増えており、国や県の指針、教員の働き方改革もあいまって急ピッチで検討が進んでおり、地域に移行した「地域クラブ」の現状や課題を聞きました。
獣害の皮をなめした「チバレザー」の講義では、動画に館山ジビエセンターの沖さんや大阪谷さんが登場していました駆除後にほぼ廃棄されていた皮を有効活用する取り組みで、現物にも触れました。「獲る→食べる→つくる/学ぶ→還す」に尽きるという話、興味深かったです。
ざっくりの体験談になってしまいましたが、どのテーマも各自治体に重要な課題の一歩先をゆく取り組み。館山にどう還元できるのかという観点でじっくりと理解を深めていきたいと思います。
また母の実家があるのにお恥ずかしながら初めて降り立った袖ヶ浦駅。新庁舎も含めて総合的な駅前開発が行われたであろう姿に驚きました。さすが県内人口増加率4位のまち、帰り際に駅前を回ると親子で遊んだり、学んだりできる場所がたくさんありました。
以下、研修テーマや講師です。ありがとうございました。
1日目@千葉県庁
研修①マンション管理適正化推進計画について
講師:日本マンション管理士会連合会 理事 片山次朗
研修②シビックテック・千葉県DX推進戦略について
講師:Code for Japan理事・Civictech Zen Chiba代表 白澤美幸氏・千葉県総務部デジタル改革推進局デジタル戦略課
研修③政治・行政×ゲーミフィケーション
講師:NPO6時の公共 理事・シビックテックもばら 副代表 篠田智仁氏
2日目@袖ケ浦市役所
研修④部活動の地域移行
講師:袖ケ浦市教育部スポーツ振興課
研修⑤害獣を財獣へ チバレザーの取組
講師:シシノメラボ 代表・1008(センノハ)株式会社 代表 辻栄亮氏