BBS掲示板

下関視察レポート②

投稿日:

2日目は深夜2時半に下関駅前のホテル出発。目指したのは、日本で唯一フグ類専門の市場「南風泊(はえどまり)市場」。視察直前にも「ふく祭り」で郷田理事長が全国ニュースに登場され、ここに行くのか~と気を引き締めていました。

3時20分からのセリに合わせて続々と集まる仲卸業者。北海道網走市からも漁業関係者が視察にこられていました。網走市でも近年マフグが豊漁でその活用方法を見に来たということでした。

何より見ものは、日本で唯一の伝統的なセリ法「袋セリ」です。セリ人はどんなに寒くとも天然は白、養殖は黒のTシャツ一枚、右腕に黒い袋を下げています。

この袋の中で、指を使ったセリが行われます。少し説明もありましたが、複雑なサインです。これを瞬時に買い手(仲卸業者)と交わし、次々と落札者が決まっていきます。この様子には日本の深い伝統に感激しました!

南風泊市場には全国から7~9割の天然フグが集まってくるそうです。驚くには、全て活魚の状態で運ばれてくる点。鮮度を重要視したスピーディーなシステムが構築されています。

最後に、下関唐戸魚市場仲卸協同組合の副理事長である平越商店の平越社長にご挨拶することができました。我々視察団としては、できれば下関の仲卸事業者に館山に関心を持っていただきたい狙いがあり、秋山会派長筆頭にPRに力を入れました。

その後、私は全国ふぐ連盟事務局長の小野晶史さんのご案内で、平越商店での加工現場を見せていただき、平越社長と意見交換をさせていただきました。ベテラン職人の手捌きも息を呑みました。

帰宅したのは、6時でしたが、9時前には再度ホテルを出発!2時間睡眠でつないでいきます。改めて南風泊市場周辺の加工場へ。