今日は、毎年恒例ともいえる実家ファミリーと鋸山へ!近年人気の鋸山ですが、今年はその高まりを肌で感じる機会となりました。
房総丘陵の魅力の一つは「緑」だと勝手に確信しています。こんなに多彩な緑色は他に知りません。毎年この季節、むせぶような幸福感の理由が、この緑にあります。
今日は山の上で、マテバシイの新芽を初めてじっくり見ました。花の蕾?と思ったら、中から葉が広がっていました。こうした新芽が壮大な緑のグラデーションを演出していると思うと、なんと。大げさにいえば、息吹の色。
鋸山は低名山だけに無理せず登山が楽しめ、さらに「地獄のぞき」「百尺観音」「ラピュタの壁」「千五百羅漢像」など、見どころや体験たっぷりな点が人気の秘訣ではないかと思います。
日本遺産登録へ向けて、富津市・鋸南町が協力して事業を進めており、これまで積極的に編集、発信してきた先人の努力が実ったといえますね。
この3月に駐車場が有料に。今回は電車で千葉市の家族と合流しました。9時半時点で、満車だったのでやはり正解だったか。帰りの渋滞は、なんと岩井まで続いていました。
各所でオーバーツーリズムの問題が報道されていますが、この課題も根が深い。特に、その昔から観光と暮らしが同居してきたようなこの地域では、明確なエリアを分けることもできず、地元住民は我慢するしかないのが現状です。
一方、人口減少で財政難とあれば、観光で稼げるだけ本来は良いことです。観光の成長が民間からの税収だけでなく、やはり駐車場の有料化とか観光関係の法定外目的税を定めて公益性を高めることが地元協力につながると思います。
また、首都圏4000万人を前に、この地域の魅力はまだまだ届いていません。観光は特に外目線なので、行政区の境は意味をなさず、さらに協力してわかりやすい効果的な発信、課題解決に努めるべきだと思います。