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幸福度1位のフィンランド教育

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フィンランドが幸福度は世界一、学力も毎年高い水準にあることはよく知られたことですが、かくも国で教育制度、内容が異なるのかと目から鱗でした。

・小学校前から大学院まで教育費無償
・教材、給食費も無償
・宿題やテストがない
・入学式など学校行事がない
・校則やルールは子どもで決める
・授業日数はOECDで最も少ない

これだけ並べても、夢のような話です。テストがないなんて、怠けてしまいそうなものですが、逆なんですね。個性を重視し、競争や比較に意味はないという考え方に根差しているそうです。学習する義務はあっても学校に行く義務はなく、「不登校」というネガティブな言葉もない。

興味深いのは、「人生観の知識」という科目で、義務教育期間に徹底的に道徳や権利について学びます。

子どもの権利が細かく定められていて、著者によると「自分の権利を知ることは、自己肯定感を高める。また、他人にも同じ権利があることを知り、それを尊重することが義務になる。さらに権利が侵された時、それを不当なことと感じる能力も育つ」といいます。いじめもありますが、こうした教育で減っているようです。

親は学校に預けるだけで行事もないし、手厚い制度で子どもは守られる。家庭環境や経済的格差によらず、希望すれば自由に学べる環境が整っています。もちろん、教育への公的資金は対GDP比で日本に比べ、約2倍。

結果的に、幸福度が1番高いのは教育に支えられているといえます。シンプルに税金の使い方が正しいと感じざるをえない。

ただし、これほど恵まれたシステムであっても、フィンランドの出生率はこの10年ほど低下し2020年には日本と同等の1.37まで下がっており、コロナ禍を経て価値観に変化が出ているという説もあります。

単純に予算を倍増しても、出生率が上がる保証はないという、この課題の深刻さを物語る話です。とはいえ、まずは四の五の言わず、子育てしやすい環境を整えることが重要です。フィンランドの先例は示唆に富んでいました。

※本記事をFacebookで投稿したところ、フィンランドでは学力低下が課題となっている指摘がありました。

https://note.com/yasemete/n/n9dcde19252c8

一面だけでは語りきれないテーマですが、教育は学力だけでは測れません。幸福度は指標として大きな柱にはなるかと思います。