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「防災さんぽ」に参加

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今週月曜日(9日)に一般質問を終えたのですが、前後ですでに色々な動きがありまして、また改めて報告したいと思います。

ユーチューブではご覧いただけますので、ぜひご覧ください!

質問の詳細はこちらの記事でまとめております。

本日は、質問の3番目「わがまち防災マップ」に関わることで、市危機管理課からお誘いいただきまして、「防災さんぽ」を体験しました。

北条海岸に集合し、星上教授の話を聞く

日本大学理工学部の星上教授が提唱する防災の手法で、卒業研究やゼミ生の教育活動でもう3年も前から館山市をフィールドにしていただいているそうです。

評価表

今回は、館山総合高校家政科の体験学習もかねており、生徒も参加。全体で30人ほどが班に分かれて、北条海岸や那古地区を歩きました。

防災さんぽは、ハザードマップを手に、実際の一時避難場所や避難経路を確認し、評価しながら散歩するのみ。大掛かりな予習や装備も必要なく、高校生が最後に「楽しかった〜♪」と労っていたのが印象的でした。楽しく学ぶ、大事です。

館山市の津波は最速10分ほどで到達するとされていますが、防災無線が鳴るにも3分はかかるため、つまり7分で一時避難する必要があります。

遠くへ逃げる時間はなく、できる限り高い建物に逃げる必要がありますが、その案内表示はどうか。またイオンなど広い敷地にいる人はどうするのか。考えれば考えるほど、かなり厳しいことが分かりました。

また、ネックは線路です。線路を越えれば浸水区域を逃れるのですが、踏切は数カ所しかありません。海岸線に大勢の観光客がいたら、どうなるでしょうか。

公式にはハザードマップには載らない場所でも、地域住民ならば避難できる場所もあるはずです。特に海岸線にお住まいの方は、とっさにどこに逃げるべきかを確認し、そこに至るルートも平時から評価しておくべきだと思います。

星上教授、そして学生さんの皆さん、ありがとうございました!

星上教授によると、災害は自助意識がないと命は守れない。しかし、自助意識を引き出すのが最も困難なことだ、と。そのため、今は共助の防災が注目されています。

私が質問した広島市の「わがまち防災マップ」も、まさにこの防災さんぽをマップ化したもので、同じ視点に基づいているということでした。